紫帆りん総集リポート
昨年の熊野古道世界遺産登録キャラバンに行ってきたご報告をさせて頂きます。

熊野古道と言っても名前は知っているけれども、実際は余り内容は知られていません。
三重県の主催で何とか熊野古道に関心を持って頂こうとPRのトラックキャラバンを行い
11月22日から12月6日まで仙台から大分まで駆けぬけてきました。
元々、スコットランドのエジンバラフェスティバルで演奏の宣伝の為にトラックにサムライの
ノボリ旗を立てて演奏して回った経験から、日本でもやってみれば反響が大きいと
かねてから思っていました。

まず、11月22日朝三重県庁にて出発式。北川県知事さんにお会いし
ました。知事さんはツアーを大変喜んで下さり、お話をさせて頂きました。
出発式は,ロビーにて地域振興部長さんの励ましのお言葉を頂き職員の方々に
花束を頂いて拍手の中、トラックは出発しました。

まず明和町のジャスコ駐車場にて演奏。トラックの屋根が開くと
舞台背景は竹。ミキシングルームは、ひわだぶきの茶室風。
道行く人々がトラックを珍しそうに見ていきます。
天女座に帰り、トラックの内装をもう少しやり直し、漁師の森下さんや北海道のアイヌ民族の
秀さんなどの協力で結構夜中までの作業となりました。

今回、同行するのは県から田口さん、宮田さん スタッフは九州福岡県から山内亮君、
トラック運転の山城政弘さん、広島県尾道市から招き猫作家の園山春二先生、
コーディネーターで愛知県から根本鎮郎さん、私たちです。
山内君と、山城さんはほとんど初対面。すぐにうちとけて、チームワークもばっちり。

23日、熊野市役所駐車場での演奏は、市長さん、森本県会議員さん
市民の方々などたくさんの方々に来て頂きました。
餅ほりもあり、熊野水軍のヨサコイソーラン、差間秀吉さんのアイヌ舞踊などで
大いに盛りあがり、熊野市を後にし、熊野本宮に向かいました。
熊野本宮でオハライをして頂き演奏。夕方紀伊長島に駆け付けて演奏。
2時間遅れでしたが道の駅[マンボウ」でたくさんの人々が待っていてくれました。
終わって一路厚木へ。厚木到着は、夜中3時。

24日は、横浜コスモワールドでの演奏。
フジTVが、ニュースで全国放映のため撮影。フジTVも
先月にロケハンに来たとき、飛び込みでお願いに行ったのですが
プロデューサーの森山さんが熊野に興味を持っておられて撮影となりました。
夕方は伊勢崎町商店街で演奏。

25日は、都庁訪問。26日は、東京お台場で演奏。

27日は、日比谷公園。サラリーマンの方々がたくさん聴いてくれました。
夜は会津若松に移動。吹雪。

28日は、会津若松市七日町公園で演奏。雪は上がったもの気温が
低くて手が凍りました。演奏後、仙台に移動。

29日仙台の県庁前の公園で演奏。天女座に12日間かけて自転車で
来てくれた若者と1年ぶりの再会。皆、熊野の映像に魅せられて足を止めてくれます。

30日仙台卸町10BOXでの演奏。演劇工房の皆さんが見てくれました。

フェリーで名古屋へ。フェリーの中で三重TVの番組に電話がつながり、
PR活動の反応や、エピソードなどをお話しました。また、スタジオにおみえになっている
北川知事さんとお話しました。
知事さんは、「矢吹さんたちが熊野に住んでくれて嬉しいです。
後半のキャンペーン頑張って下さい。」と励まして下さいました。

その後、フェリーで名古屋に入り、大阪万博公園にて演奏、
夕方は大阪港の海遊館に移動して演奏しました、。

演奏終了後、岡山に移動し、330年前に庶民の為に池田光政というお殿様が
作られた閑谷(しずたに)学校に到着。
備前市も閑谷学校を世界遺産にと署名を始めたそうです。
2日11時。演奏開始。地元故郷岡山だけあって親戚や知人や多くの人々が集まって
盛りあがりました。その足で広島尾道に移動。

夕方尾道公会堂で演奏。尾道も園山先生の知り合いなど知人が多いので
「ただいま!」状態。

3日広島市に移動し、原爆ドームの近く広島市民球場で演奏。
天女座に置いてあるチェンバロを下さった杉村さん、厳島神社での演奏を立ち上げて
くれた小川さんが来てくれました。

夕方は、宮島の見える宮島ガーデンに移動。その足で九州に入り博多泊。
九州は何度も演奏し人脈も多いのでよかよか…。

博多駅前の演奏は初めて小雨。スピーカーに傘をかぶせて演奏。日本画家の笠先生や
バリ島を描いている乗田さんなど大御所の画家さんが来てくれ再会を喜びあいました。

その後佐賀に行き、ニコーショッピングセンターで演奏し盛りあがりました。
佐賀は毎年演奏しているのでファンも多いのです。

九州最終日の5日午後は、湯布院で演奏。
その日フジTVがキャラバンのことをニュースで全国放映をしてくれました。
3分くらいでしたが何百万人か見てくれたことでしょう。よかった!

2回演奏し夕方には別府からフェリーで大阪に入りました。

6日いよいよフィナーレの伊勢神宮。
いせ恋ソーランの人々70名が出迎えてくれて盛大に踊ってくれました。
「紫帆りーん、とんちゃーんおかえりなさい!」の声援と横断幕。
盛りあがりは頂点に達しフィナーレは大感動!
おまけに午後にはFM三重がインタビューに来たその時、
文化庁がユネスコ暫定リストの5件のうち、熊野古道だけをユネスコに推薦する
ことが決定!!!番組も異常に盛りあがる。

よかった!今回、全国を駆けめぐって、本当に人のつながりの暖かさが身にしみました。
コンサートの主催者や、ファンの人々の声援や新しい出会いなど感動の連続でした。
そして、スタッフの皆さんもありがとうございました。それに天気に恵まれました。
15日間走行距離4000キロ。
12箇所の県庁、市役所表敬訪問と30コンサートのうち29会場すべて晴れ。
神様に感謝!協賛の方々にも感謝!熊野古道万歳!