天女座物語11

お盆に入って熊野市の人口は一挙に倍になり、我が飛鳥町の過
疎の町ですら、帰省した娘や息子、孫たちでにぎやかになり、
孫の洗濯物や、浮き輪が、嬉しげに風になびいている。
目の前の大又川は、水泳場となり、私たちも潜ってみたが鮎が
50匹くらい悠々と泳いでいく。
16日から京都の友人たちが、泊まりに来て我が家も人工が5
倍になり、いっしょに2キロの山道を歩いて楯ヶ崎に行く。
すごいスケールの景色。海の色は、水色とマリンブルー。北川
県知事がもっとも愛している楯ヶ崎。
圧巻!皆感動!太平洋が、すごいスケールで迫ってくる。
来た道を戻って神社の浅瀬でシュノーケルを教えてコバルトル
リスズメや、箱ふぐや、エンゼルフィッシュなど、皆初体験で大
感激!「綺麗!」
夜は、いよいよ花火大会。10万人の人が、七里ヶ浜を埋め尽
くしてすごい熱気!幸い私たちは、市役所の桟敷席を取って頂いた
ので大迫力の音と海と空の熊野の花火にちぎれるほど、拍手と歓声!
月も美しく輝いて、落ちてきた花火が、水面にきらきらと輝いて極楽世界。
300年の伝統を持つ、この花火は、亡くなった人の霊を慰めるための送り
火であり、追善とかかれた追悼の人を送る家族がスポンサーの花火もあり
ました。
盆踊りとは、死者の霊を慰めるための踊り、花火もそうだったのですね!
フィナーレは、これでもかこれでもかの見たことのない大玉の花火に仕掛け
花火、鬼ヶ城の岩から扇状に打ち上げる花火、海面で爆発する花火・・・・・。
一大スペクタクル!
「息をするのを忘れてしまう!」と友人がため息をつきながら歓声をあげる。
「よく呼んでくれたわ・・・!!」と感謝されてしまう。
すごい!
終わって三石さんに挨拶「仕掛けのタイミングとか、ナレーションとかの
指示を出していたので一瞬たりとも気が抜けなかった!」
とほっとした様子。準備に4ヶ月かかったとか・・・・。お疲れさま!
帰りは、大行列の満員列車で天女座の工場近くの波田須駅まで
帰り、2:00am帰宅。
来年は、演奏も・・・・との声があがっていますので熊野の大
花火を見にいらっしゃいませんか?
                        紫帆りん


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