天女座物語13

〜飛鳥の人々&大工さんとの打ち合わせ
日時 : 2000年9月20日 13:39
8日間九州ツアーに行っていて留守だったので、帰ってきたとたん、東隣の
岩本の爺ちゃんが「どこに行っとた?長いことおらんかったのう」と様子を伺
いに来て、「九州に行ってたんです。」「ほーっ!」岩本の爺ちゃんは、いつ
も般若心経を書いている信仰心の厚い人です。帰りがけには、「長話をしと
ると3つ上の姉さん女房に怒られるしのう」と言ってニヤッと笑うのでした。

西隣の杉谷のおばあちゃんは、「・・・のし」という素敵な飛鳥弁を話すので、
トンチャンが「のしのしクラブ」というあだ名をつけました。「どこに行っとった
んだのし。雨戸が閉めていつも暗かったので、寂しかったのし。」
と優しい笑顔。

おみやげに九州の尾形さんのアルゼンチンの蜂蜜を持っていくと、「これは、
新米だのし。一升升に入れて『一生ますます繁盛』してもらわんとの。」と
真っ白な新米をマスに一杯入れてくれたのでした。感激!
その一升升は、100年前の刻印がしてあり、縁には、すり減らないように
ブリキが打ってあるのでした。「本当はの、半紙を半町置いて、マスマス繁盛
というんだがのし、今日は、半紙もないで」おばあちゃんが、くれた新米は、
おいしくて嬉しくて・・・。皆が私たちがいないと心配してくれる・・・寂しいと
言ってくれるそのことが嬉しい。

ハーネスの工場の為に設計図を持って京都から吉弥さんが、来てくれ、地元
の大工さん2人にお会いしました。1人は、Aさん。腕が飛び切りいいそうです。
実直な感じで、よけいなことは、しゃべらず、(私たちが、よけいな冗談ばかり
言っていましたが)きちんとツボを押さえて話してくれました。
もう一人は、Bさん。笑顔の優しい人。「ずっと仕事が忙しいけん、Aさんの
応援やったら行けると思うので・・・。」
二人の素敵な大工さんと出会えて少し話が進んだ感じです。
とりあえず、11月からの改装になりそうです。
ちょっといろいろ遅れてきていますが、来年の私の誕生日3月9日にオープン
出来たらいいな・・。
吉弥さんも我が家でのんびり。「久々にゆっくり出来たわ・・・。」
うちになつき始めた野良猫のゲンコツが、吉弥さんを見てびっくり!知らない
人がいるとビクビク。台所から、外に行こうか、戻ろうか、足を前に出そうか、
後ろにやろうか、・・・・。
「入ろか、戻ろか、お前は、ノバか。」と大笑い。
海にばかり潜っていた私たちも秋になって真剣に音楽に取り組み始めました。
トンチャンは、ボサノバの猛練習。私もエストリアに乗って、ハーネスに置いて
あるグランドピアノを練習に。
これからコンサートが、たくさんあるので旅芸人大忙し。

あさって15日から17日は、早速、天河神社でCSヨガの岡島瑞徳さん主催、
気功とヨガのセミナーとのジョイントコンサートです。       紫帆りん



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