天女座物語19

天女座物語19〜ピアノシリーズ(1)
    1923年の日本製最古のピアノとの出会い
天女座の為に、骨董を探し歩いている時、出会ったのです!
子供向けのグランドピアノ。普通のピアノの3分の1の大きさ。
しかし、鍵盤はおもちゃではなく、黒鍵もちゃんと音が出るのです!
49の鍵盤。(4オクターブ)グランドのふたもちゃんと上がりま
す。大感激!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その楽器は、ピアネットと言って、1923年に作られたものです。
1923年と言えば、第一次世界大戦が終わってすぐ、世界はインフレ。
(父が生まれていない!すごい!)
ピアネットを手に入れて、ヤマハに電話。
「1923年のピアネットを持っているのですが・・。この楽器につ
いて知りたいのです。」
「ピアネットを持っている!!!!!?
最近うちも一台手に入れたんです。
残念ながら、戦時中資料が焼失していて、詳しいことがわからない
のですよ。でも当時、ピアネットを買えるというのは、相当な財閥
だったでしょうし、アップライトのピアノさえ一般の人は、持ってい
ませんでしたしねえ。音は出ますか?」
「ちゃんと出ますよ。」
「うちのは、4つしか出ないのでお宅のは程度がいいですねえ。」
これからこのピアネットに関してお互いに情報を交換することに・・・。
誰が弾いていたのか、ヤマハがどんな目的で何台作ったのか、全く謎
である。
もしかしたら日本に数台しか残っていないかもしれない・・・。
黒塗りのピアネット。
お嬢様が腰掛けて弾いていたのでしょうか?
このピアノがどんな歴史を持っているのか知りたい!
傷にも年代が感じられますが、程度は上々。
地元の調律師の大西さんも「こんなピアノは見たことない!」とびっくり。
天女座のカフェに置いてライブをすることにしました。
日本製のピアノとしては、おそらく一番古いピアネット。
調整をして貰いますので、天女座オープンの時に初登場します。
見に来て下さいね。    紫帆りん


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