1メートルの寒ブリいらんかね?

これが1メートルの
ブリちゃん

まな板のブリ

まず頭を落とす

先生の見本

抜け目無く野菜を!

いっただきまーす
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天女座物語139
    2003/2
波田須の里は1月に菜の花、2月にふきのとう、蓮華。わらび。
もうすっかり春の気配。

税理士の愛すべき丸りんちゃんこと、丸林さん。
確定申告でお世話になっているので、誕生日にシャンパンを贈った所、
電話で「1メートルの寒ブリいらんかね?」

「1メートル!?」「取りに来てくれる?」「イクイク!」
と喜び勇んでもらいに行きました。
1メートルのブリなんて見るのも初めて!
大体、ブりって煮付けでしか食べたことない。

今晩の宴会の準備を中断して見に来た森下さん
「ブリ貰ってくるって言ったときこりゃ、さばいてやらんといかんなあと思うた。」(笑)
森下さんが先生。トンちゃんが生徒。 「すごい!でかいなあ!」
「ウロコをとらんとね。」と森下さん。

エラに包丁を入れて、頭を切り落としざっくざっくと解体が始まる。
手さばきが見事! トンちゃんは、見よう見まね。
野良猫が見に来るので、少し分けてあげる。
流れる血。「こりゃメスじゃ。卵があるわ。うまいで。」

郵便局員の内田さんにばったり。 「内田さん、ブリ持って行く?」
「わ!嬉しいな。天女座でコーヒー飲んだら貰ってすぐ家に持って帰るわ!」
最近、郵便局員の人達は配達を早く終えて
天女座でコーヒーを飲むのを楽しみにしてくれている。
内田さんに携帯メールを教えてすっかりメル友だし。(笑)

ツアーに出ても漁師とか、郵便局員と携帯メールしているのが面白いなあ。

いつもブロッコリーをもらう中本のおじさんや少林寺の奥さんにも配る。
「白菜持って行く?」とお寺の奥さん。
畑で白菜を貰いつつ「大根もいいですか?(笑)」 頭の中ではブリ大根!と思って。
抱えきれない野菜をもらって天女座に帰る。

「大根みたいな顔して!」と森下さん。
「失礼ね!森下さんの腹は、ブリの脂身みたいだわよ!」

コーヒーを飲みながら内田さん 「えらい言われとるのお。」
「ステージ降りたらぼろくそに言われるのよ。」と私。
「そりゃしかたないわ。あほやもん。」と森下さん。
「憎たらしいわね!」と私が睨む。

大工さんにも電話。「ブリ取りに来てね!」
遅いお昼、千恵さんと3人で舌鼓。
「熊野に引っ越して来てよかったわ!」(笑) ブリのおいしかったこと!

今夜は30名の宴会。演奏もあり久々天女座は賑わっている。
三石さん、NHK大阪のラジオ出演を終えて天女座に。
「ブリの子って何て言うの?」と私。
「ブリッ子!ブリッ子のお豆さん♪」(笑)三石さんも絶好調!
ブリは、皆に小さな幸せを運んできたみたい。
森下さん「俺の分は?」
「ない!皆に配ってしもうた。」と私。 「ばかたれ!」(爆笑)
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