第2回 落語の会 熊野亭雲助 |
天女座物語149 2003/5/25 熊野(ゆや)亭雲助(くもすけ)さんの第2回めの落語の会には、 地元の方々がたくさん来てくれました! 1回目の評判を聞いて賭けつけた方が多かったようです。 まず、1時半より、私の電気大正琴の出囃子に合わせて雲助さん登場。 頭を下げてお辞儀をした時、太鼓の音でど、どん!と合わせて演奏。 雲助さんは、実は新宮市役所の商工観光課の方ですが 新宮高校の時から落研を発足。 立命館大学では、学業そっちのけで、落語にのめり込んだそうです。 同期には桂都丸と桂小春団冶がいるとのことでセミプロ並みです。 最初の話は、「延陽伯」というもので長い間、やもめだった男に 知り合いが嫁さんを世話するのですが その嫁さんの唯一の欠点が古語で難しい話をするので 普通の人には、理解しにくいことだと知人から打ち明けられる。 しかし、やもめは、その位は、何てことないと紹介を頼み、 風呂に入って身支度を整えて待つと女が現れて、古式ゆかしい 挨拶を述べる。 「お名前は?」と聞くと、その名前の由来を長々と述べるので、やもめは、 火事の時には、焼け死んでしまうと困った顔をするというもの。 地元の人達は、結構楽しく、おばちゃんたちも笑っていていい雰囲気! その後、私達のミニコンサート 即興のお題は、「熊野灘」と「那智山」「熊野の森」 結構盛りあがって、出囃子を演奏し、2部へ突入。 私は、厨房の千恵さんとユッコさんと交替してカフェに。 ホールから何やら爆笑する声が聞こえてくる。 トンチャンがカフェに笑いながら駆け込んで実況中継。 ************* 雲助さん「えーっ。皆さんと即興で小話をしてみたいと 思います。波田須の猿とかけて何ととく?」 Tさん「賢い奥さんととく。」 雲助さん「その心は?」 Tさん「ええもんだけ持っていく。」 雲助さん「なるほど!」 雲助さん「雨とかけて何ととく?」 観客「うーん。」 Tさん「お題を『湯上りの美女』にしてもらえまへんか?」 雲助さん「いいでしょう!『湯上りの美人』とかけて?」 Tさん「山伏ととく!」 雲助さん「その心は?」 Tさん「貝を吹き(拭き)吹き(拭き)歩きます!」 一同?????の後、爆笑! トンチャンの実況中継で私達もカフェで大笑い! Tさん、やるなあ!おじさんやなあ!(笑) その後の「阿弥陀池」というお話も盛りあがり 地元の方々はにこにこして、お帰りになりました。 やっぱり落語はええなあ!それにしても、Tさん!面白い! 雲助さんに聞いた話。 刑務所で学生の頃、慰問に行って、こそ泥のネタを話した時、 しのびよって、箪笥を下から開けようとしたら 観客の1人が「違う!違う!箪笥は、上から開けるんや! いつでも逃げれるように下やと、腰を落として逃げられんで!」 「あ、なるほど!」 プロのアドバイスを受けて会場が大爆笑になったとか! チャンチャン! 次回は、8月31日(日)1:30PMからお楽しみに! |