天女座物語173
2003/10/11-17 10月11日 陶芸家の村山さんの個展に行きました。
村山光生さんに、「あなたたちもそろそろ自分の場所探しをしたら?」
と言われて音楽ホールを作るきっかけになりました。
久しぶりの再会。村山さんの作品は暖かいのです。薪ガマでじっくりと
焼き上げた作品。大阪の八尾市のいずみ苑という素敵な空間で 村山さんの作品は輝いておりました。
15日 伊勢神宮の初穂曳きに出かけました。
修養団の中山先生の奥さん、みどりさんに電話すると、
「どこにいるのん?」と威勢のいい声。
それもそのはずハッピとねじり鉢巻でお祭り女に変身のみどり奥様。
早速、見よう見真似で初穂を乗せた大八車を曳きました。
京都から急遽参加の石川美和子さんとトンちゃんと3人で参加
しましたが3人とも朝から何も食べておらず、お腹が空いて力が出ません。
大八車のお兄さんが「えんや!えんや!」とかけ声をかけて、
皆も唱和するのですがお腹ぺこぺこの私達。
うなぎやの横を通れば 「えんや!うなぎ!」
ケーキ屋の横を通れば 「えんや!ケーキ!」
とかけ声もつい、食べ物になってしまいました。(笑)
両サイドのロープを2つのグループで曳きながら 途中でぶつけあったり、揺すったりと過激です。
いろいろな人に再会し 「何で紫帆さんが祭りに参加してるのん?」とびっくりされました。
初穂は、初めて出来た新米の稲穂を神様に捧げるのです。
途中で、伊勢音頭や、沖縄のエーサーや 阿波踊りなどもあり、にぎやかでした。
最後は外宮の中に初穂を納めて 終了。
伊勢修養団に帰り、参加者と夕食。
同じ部屋になったのは、東京から来られた方々でした。
16日 今日は、昨日と違って川の中での川曳きです。 五十鈴川は、10月といえ、冷たいみたいです。
ハッピに鉢巻でばっちり決めて五十鈴川の堤防に集まりました。
お祓いの後、クレーン車で船を川に浮かべてお神酒を飲んでいざ出陣!
お酒が飲めない私ですが「飲まないとやってられませーん!」と 1合くらいぐいっと飲んでしまいました。(笑)
川に入ると、なんと!見ている方が多いじゃないですか!
やっぱり冷たいからかも。
足の先だけ浸かっていたのですがそのうちに首までどっぷりと 水に浸かりました。 こうなったら、いっしょ!もうやけくそです。
みどり奥様は、「ロープをいつまでも持っていると
危ないから手を放してもいいよ。」と言っていたのに
自ら過激なロープ争いに敢然と立ち向かいエネルギー爆発!
みどりさんって、お祭り女なのねえ!
両方のグループがぶつかりあい、 激しくロープを揺すり 川の中にこける人や 投げ出される人も。
トンちゃんも懸命にぶつかりあっていました。 「最高!最高!幸せだー!祭りっていいよね!」 とコーフンするトンちゃん。
中にはバケツで皆に水をかける人も・・・。 「反則やわ!」と大笑い。
伊勢のお祭りは、過激でしたあ。
私は、カメラを撮っていたのですが
途中で、堤防を歩いている斎田さんに手渡そうと、歩いていくと
すごく深くなり、船から遠ざかり
「おーい!溺れるなよ!」と皆に声をかけられて 大丈夫!と平泳ぎをしました。(笑)
途中休憩の寒いこと! また、日本酒をかっくらって 「紫帆さん、酒強いなあ!」
気が入っていると酔いませんでした。
みどりちゃんや、舞美ちゃんなどと記念撮影!
びしょぬれのまま、修養団のお風呂に。
その夜行われた神嘗祭。
そもそも神嘗祭の起こりは、初めて出来た新米を アマテラス大神に食べて頂くという意味があるそうです。
アマテラス大神が皇孫(すめみま)に 「我が国の国民を飢えさせてはいけない」と 高天原にある斎庭(ゆにわ)の稲穂をお渡しになられた ことが始まりとされています。
厳粛な神嘗祭は、松明を興し観光を目的としない
神と神官によるお祭りで今までは公開されていませんでした。
その祭りは1500年間ひそやかに厳かに続いて来ています。 そのことの素晴らしさ。
夜の松明の明かりに照らされた白い装束の神官の方々。
なんとも神秘的でした。
17日 中山先生と正式参拝。 私は大阪から直接に来てしまったので 途中で、2000円のワンピースを買いましたが 「ペチコートがない!」とみどりさんに 借りたり、トンちゃんは、修養団の武田さんに スーツを借りたり・・・とお騒がせしました。
修養団の研修はいつも家族的で感動的です。 今回も修養団の研修後、兵庫の山田さんと
藤田さんが天女座について来てくださり感動してくれました。
神々の世界の神秘を体験した日々でした。
|