天女座物語175
2003/10/26
大阪の近鉄劇場で吉野熊野の魅力を語るというイベントがありました。
三重、和歌山、奈良の3県が紀伊半島の霊場と参詣道の
世界遺産登録を目指してPRするという主旨です。
ゲストは、女優の浜美枝さん、
写真家の 小島誠孝さん 料理研究家の 西嶋久美子さん コーディネートは小山靖憲 さんでした。
8時半からセッティング開始。
NY祈りのコンサートの際、大変御世話になった長尾英ニさんも
天女座に来てくれましたので一緒にコンサートを手伝ってくれました。
英ちゃんは、13年のアメリカ生活にピリオドを打ち、帰国しました。
これから横浜に住みながら仕事を探して、
トランペットを演奏し続けるそうです。
根本さん、三石さんなども手伝ってくれ、セット無事終了。
10時半までリハーサル。
元々、三重県がこのイベントのために私達を推薦したのですが
「矢吹さんは三重県の代表というイメージが強いので」と 他県から拒まれたそうです。
「それなら、吉野熊野の地域の美しい映像をバックに即興したら
どうですか?それなら三重県だけでなく奈良、和歌山の方々にも
喜んでもらえるのでは?」と提案しました。
「それは、いいですねえ!」と県の方も大喜び。
無事に企画が通ったのでした。当初15分の演奏予定でしたが その提案がよかったので30分の演奏に。
浜さんの講演は、素敵でした。
ベトナムの例をあげて、大好きな場所だったのに観光地化しすぎて、
大型バスが着きたくさんの人が降りて、さーっと巡って また、バスが出て行く繰り返しで ゆっくりと楽しむことが出来なくなってしまい 大変残念な思いをされたそうです。
吉野熊野もそういう風にならないようゆっくりと楽しむことが大切だと いい提案をされました。
その後、私達の演奏。紫の内掛けに、市女笠。平安装束で登場。
「熊野古道をゆく」を映像と共に演奏し
即興コーナーでは「生きがい」というタイトルで即興。
電気大正琴で盛り上がり
トンちゃんは、高音が伸びて大拍手。
いよいよ吉野熊野物語のスライドに合わせて即興。
桜や、祭り、花火、自然の風景などぶっつけ本番なので
音色を変えるのが大変でしたがうまくイメージ出来ました。
この即興が大変好評でアンケートも大変評判がよかったようです。
終わって、浜さんも「綺麗でした!」と誉めて下さり、恐縮でした。
「ぶっつけ本番だったので、スライドがどんな映像が出てくるか、
スリリングでした」
「そうなの!即興なのー?」と浜さん。
その後、浜さんや他の出演者の方々とパネルディスカッション。
私は「熊野に来ると都会の方々がなつかしい気持ちになり
元気になるのです。世界遺産になったら地元の方が地元を誇りに
思うきっかけになると思います。」と話しました。
西嶋さんは、吉野熊野物語というお弁当を作っておられ、
地元の食材を活かすということでお話されました。
写真家の小島さんは吉野熊野の魅力あるポイントなど 盛りだくさんで紹介下さいました。
小山先生は、大変柔らかな口調で世界遺産になった他の地域
サンチャゴの道のことなどもお話されました。 先生は、熊野古道全部歩いておられるそうです。
最後に浜さんが「熊野古道を歩けば必ず、すがすがしい気持ちになり、
本当にエネルギーをもらえます。
どうぞ、皆さん、ゆっくりゆっくり訪れて下さい。」
終わってCD売り場にサインをしに行きましたが
いろいろな方に「天女座に行きたい!」と言われました。
片付けして、友人達とお茶をして、盛り上がりました。
京都の月刊京都を出版されている山岡さんや、
取材記者の粟津さんとお友達 とんぼ玉アクセサリーを作っている石川ちゃん いつも応援してくれる大森ちゃん、芦田さん 根本さん、英チャン、三石さん 関西TVの森田さんなどで盛り上がりました。
皆「今日のコンサートは今までで一番よかった!」 と嬉しい言葉。
吉野熊野物語でまた、CDやDVDを作りたいなあ!
|