天女座物語177
2003/11/22 11月22日 いよいよ徐福劇の本番。
今回は短期間だったので皆の練習にも熱が入り夜遅くまで稽古。
稽古に入る前にゲームをし、皆、童心にかえって キャーキャーワイワイ!
丹下さんのリードがすごく良くてそれぞれの人の持ち味を活かす
絶妙な演出。
昨日、丹下さんが、照明も細やかに指示を出し
根本さんに伝えていき、音の入りや出るところも相談しました。 音楽は即興なのですが、台詞とのタイミングをはかって 演奏しなくてはいけません。
22日朝から健康の雑誌「安心」の取材があり、紀南の健康長寿 特集をするとかで、ゆる体操の音楽を担当したので取材がありました。
その後、はごろもパックの名古屋の田中さんご一行様が到着し、昼食。
千恵さんと走りまわる。
「本番当日と思えないねえ!この慌しいこと!」と笑いながら。
2時より田中さんたちは、遊覧に出かけました。
波もなく、静かで天気もよかったので遊覧にはもってこいだったようです。
2時から最終リハーサル。 カフェが営業中なので、私がカフェでウエイトレス。 リハは、音楽なしでやってもらいました。
皆で徐福のお宮に参って来たので今日は、いいスタート。
夕方になって丹下さんのご家族も到着。 奥さんのひろこさんは、A級通訳で国際的に活躍されています。 ひろこさんのお母さんは60年ぶりに熊野の地に。
多治見のコンサートを立ち上げてくれた西條さん夫婦も到着! すっかり多治見の常宿になってくれていて、 私達の専用の枕もあるんです!
伊豆大島在住の池田有さんは、先日、58センチの いわしなべを突いた潜りの達人。
奥さんの智春ちゃんと来てくれました。今日も潜った池田さん。
たくさんの石鯛、めばるなどなど交流会のために突いて来てくれました。
6時半よりミニコンサートスタート。 「古道を渡る風」
即興は、名古屋の方から「天女座から見る初日の出」
永井さん「うつぼ」、ひろこさん「母の60年ぶりの熊野」
「熊野人」で「わっしょい!わっしょい!」大盛り上がり。
そして、新曲「じょふくさん」 矢賀ひさひろさんの家にあった作者不詳のじょふくの歌詞に 私が曲をつけて、トンチャンが歌いました。
「ここは良いとこ、波田須浦♪」を繰り返し盛り上がる!
そして、いよいよ演劇に。 皆で手をつないで、意識をあわせる。
旅人に扮した丹下さんが「あーここだ。ここだ!」と
徐福の墓に向かって手を合わせる。 そこへトンチャンが「あのー徐福ですか?」と尋ねて 2人が会話を始める。
秦の始皇帝のことなど歴史的な説明の後、戦いのシーンに音をつける。
徐福が不老不死の仙薬を求めて再度船出していく
シーンでは、白い帆があがり出演者で形作った舟が出航! 拍手が沸き起こる。
おひねりの嵐!!
おひねりがドサッっと丹下さんにも降り注ぎ 「ありがたき幸せ!」と即興で台詞。
大笑いになる。
感動!感動の徐福劇。 最後は、徐福が「不老不死とは、自分の命が子供たちに 受け継がれていく、その繰り返しこそ、不老不死である」と 丹下さんが横たわり、代わりに子供の中葉ちとせちゃんが 立ちあがり、まっすぐに遠くを見つめてエンディング!
私のエンディング曲と交差して区長さんの波田須盆踊り歌で 出演者が皆、盆踊りで退場。
拍手喝采雨あられ!の中で
「ここは良いとこ、ヤレ波田須浦♪」と皆で合唱!
出演者とお客さんたちの交流会で出演者の矢賀敬三さんは
「天女座が出来るまでは、田んぼを耕してろくに人と会話もしていなかった。
天女座が出来て、思いもよらない舞台に立って、こうやって いろんな人と出会うことが出来ました。
これからも人とのつながりを大切に生きていきたいです。」と感動の挨拶。
丹下さんもこの言葉に感動。
「都会での芝居では得られないものがここにあるんです。本当に感動です!」
また、来年もぜひ!徐福劇を続けたいです。
京都時代から知りあいだった丹下さんと また、こうやって長い年月の後
一緒に熊野で仕事をしているということも感動です。
地元の皆の熱演に大拍手!
皆さん、おひねりもありがとう!
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