天女座物語44


-みいちゃんへ




日時 : 2001年5月19日 2:11

14年間連れ添ったみいちゃんが、5月13日の午後5時に亡くなりました。
1ヶ月で貰って来て、私たち夫婦のいろんな歴史を共有し、いつも腕
枕で寝ていたみいちゃん。

ツアーが多くてあっちに預け、こっちに預けしていたのに、人なつこく
てどこの家でもなじんで、ちゃんと、おりこうだったみいちゃん。

車でいろんな所に一緒に行ったね。

キャンプに連れていっていなくなって、二人でずいぶん探して泣きそ
うになりました。
でも、テントにちゃんと帰って来てくれて・・・・。

最近、天女座での作業が夜中までずっと続いていたので、みいちゃ
んが体調が悪いなんて気がつきませんでした。
本当にごめんなさい。

おかしいと思ってからは、獣医さんにも時間外で見て貰って、天女座
の厨房の奥の部屋に毎日連れていつも一緒でした。

漁師さんたちがいつも捕れたてのお魚を持ってきてくれるので、みい
ちゃんも、おこぼれに預かり幸せそうでしたが、めっきり痩せて呼吸
も浅くて、しんどそうでしたね。

腹水が溜まっておしっこが出ないので獣医さんのところに何回も行
きました。
ここ、4日間、BSの撮影が追い込みでみいちゃんのことが、気がか
りでした。

おととい、朝、6時ごろみいちゃんが、腕を伸ばして、私の唇に爪を
立てて起こそうとしました。

何か言いたかったのかな?
みいちゃんの柔らかな体を抱いて寝ているときが一番幸せでしたよ。

天国に行くときは、私の腕の中で・・・・ずっとそう願っていました。
それを待っていたように、今日、ちょっと、全て一段落したのを待って
いたかのように、突然もがき苦しんで・・・・・。

かっと目を見開いて、獅子のようなお口でした。

トンちゃんと、自宅の庭にお花を一杯にしてみいちゃんを埋めました。
インド式のプジャーもしましたが、涙が止まりませんでした。

14年もは、長生きで大往生だと皆が言いますが、みいちゃんがいな
いのは、寂しいです。

だって家族ですもの・・・・。

みいちゃんと過ごした14年間、本当に楽しかった。
テレビにも出たし、CDにも写真が載ったし、いつも一緒でした。

天女座にみいちゃんの写真を飾って、いつまでも忘れません。 

虫の息で、しんどそうでもみいちゃんが生きていてくれたことが、ど
んなに支えだったかわかりません。   

安らかに眠ってね。
今日は、泣き虫になっています。   紫帆りん

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