天女座物語61〜トシさんのコンサート


2001年7月17日 1:31

待ちに待ったトシさんのコンサートの日。
カフェは、休みですが5時から臨時営業。
シャトルバスで人が着くたびにてんてこ舞い。
打ち上げのための、目張り寿しも矢賀さん、大吹さんが
作ってくれました。

昨日、トシさんの楽屋になる、猫部屋の猫たちを貰った家に
仮に預け、大掃除。
暑かったら悪いので・・・・と、ご近所の不要のクーラーを頂い
てトンちゃんが森下さんの力を借りて窓に取りつけました。
新聞発表までに、ほとんどのチケットが売れてしまって満員御礼。

天女座の駐車場は、二十台くらいしか停められないので、
ダイビングスポットの井内浦の大駐車場からシャトルバスで
ピストン輸送。ムロ合同運送の榎本さんが、運転してくれました。

トシさんは、熊野駅に着いて早速老人ホームを2ヶ所慰問され、
5時に天女座に入って来られました。

普通の感じなのでTVのイメージとは、違ってナチュラルな感じ。

ピアノとギターの音合わせの後、カフェで夕食を食べてもらい
ました。

7時開演。
まず、我々が前座。
230人のお客さんでぎっしり!
即興「修学旅行」に続いて、「誕生日の人がいるので・・・・」
「大又川」という言葉を貰って演奏。

7時半にトシさんの出番。

本当に素敵な歌声。
そして、語り。
「スターだった頃は、一番苦しかった。上へ上へ行こうとする気持ち
があったけど、本当に上に行けば行くほどむなしくて・・・。
毎日が地獄でした。
ライバルに負けたくなくて・・・・。死にたいほど苦しくて・・・・。
華やかな世界と裏腹に幸せには、ほど遠かったのです。」
ポツリポツリと話す言葉。
テレビのブラウン管からは、想像も出来ない現実。

だからこうやって小さなコンサートをたくさんするようになって、
やすらぎを感じることが出来るようになった・・・・と。

トシさんの歌は心を揺さぶります。
あの、辛口のクールなトンちゃんですら「すごい!彼はすごい!
美空ひばりを感じたよ。あの心のこめ方は、すごい!」と手放しで
大喜び。

終わって次回、9月に再公演も約束してくれました。

CDも一人一人にサイン。写真もOK。

打ち上げでは、駐車場の係りをしてくれた方や、受付の担当の方、
漁師の畑中さんの料理でトシさんを囲んで和やかに話しました。

トシさんは、うちの勝手にマネージャーの根本さんの車で名古屋へ・・・。
トシさんのマネージャーも根本さん。(ややこしいね)

トシさんは、しっかり楽屋にズボンとシャツを忘れて(笑)いきました。

私達は、もともと、ゲリラ的な生きかたを選んで、プロダクションにも
入らないしマネージャーもいません。機材も自分達で運んでいます。

だからきっとそういう、華やかさの中にいると、大変だろうなとは、
思っていました。
歌も素晴らしかったけど、本音が聞けてよかった!
トシさんは、歌います。
「自分を抱きしめたい。自分のことは駄目だと思ってしまうけど、そんな
自分を愛したい」

素敵な出会いでした。XJAPANのとき、トシさんが一番好きでした。
他の人は、派手な人もいたけど、トシさんの歌に惹かれていました。
やっぱり、シャウトしていたのは、トシさんの心の叫びだったのでしょう。

又、定期的に天女座にお招きしたいです。
ありがとう!トシさん。

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