天女座物語62〜巨匠 岡村喬生さんとの練習
2001年7月17日 10:26

天女座物語61〜巨匠 岡村喬生さんとの練習
7月12日の熊野市駅発の夜行バスで池袋へ・・・。
早朝、池袋のトンちゃんの実家で仮眠。トンちゃんとお母さんは、
昨年亡くなったお父さんのお墓参りに。
私は、バス歌手の岡村喬生さんのお家に行きました。

10月27日、岡村さんを天女座にお招きするのですが、
「ピアノ伴奏はやらせてください」と大胆な申し出をしましたところ、
「練習に来てくれるならいいですよ。」

となり、20曲ほどの譜面を頂きました。
今回は、日本の歌ということで、だれでも知っている歌ばかり。
「スケベ大会の歌」とか、面白い歌や、「五木の子守唄」、
「見上げてごらん夜の星
を」・・・など。

昨年、長崎の日蓮宗の法要で3000人を前に、「日蓮は泣
かねども涙ひまなし」と
いう歌を作曲して、岡村さんが歌って下さって伴奏しました。
その時、「海の見える音楽ホールを作るのです」とお話したら
「それって歌いに来いってこと?」

思いがけない嬉しい反応。「ぜひ!!!!!!」

岡村さんは、オペラ歌手。イタリアに20年近くおられて、コン
テストでいつも賞を取っ
て大活躍されておられました。最近は、NHKの大河ドラマな
どで俳優としても大活躍。

まるで、横綱の胸をお借りする幕下力士。

ピアノのある部屋で練習が始まり、まず、荒城の月。
譜面どおりに弾かずに、こちらの即興で伴奏。

「これは、センチにならない。武士の潔さを出した方がいい。」

なるほど!

次々と伴奏していきますが、「これは、楽譜どおり弾いて」
という曲もあり、2時間近くあっという間!
感情移入がすごい!音の強弱もダイナミクスが広くて勉強に
なりました。

「もう一回やろう!9月に。ちゃんとこれとこれは、楽譜どおり
弾いてよ!」
「はーい!」

終わって奥様と、マネージャーの高原さんと一緒にイタリアレ
ストランに・・・。
ワイングラスが出てきて「あのー。私。飲めないんです。」
「何!!!!飲めない????」一同がっかり!

「ジュースを頂きます。」
「ジュースかあ・・・。」と苦笑いする岡本さん。

その後、おいしいパスタを頂きながら「昨年の長崎の法要
は、彼女が即興でずっと
演奏したんだ。」と奥様にお話して下さって恐縮。

奥様、同い年には、見えない!お若い!!
「私も10月熊野へ行こうかしら?」
「ぜひ!」
「こいつは、自腹で行くからね。出さなくていいよ!」(笑)

「ところで、熊野へはどうやって行くの?」
「名古屋まで来ていただいて、特急で3時間・・・です。」
「3時間!!!!????」

何とか、前の日に来て頂くことにして、飛行機がいいか、
新幹線か調べることにしました。

「紫帆さんは、何で食べてるの?音楽と言うことはわかるん
だけど。」
「口コミで広がって機材かついで全国へ行っています。」
「一年に何回くらい?」
「多いときは、70コンサートです。」
「70??????」
「マネージャーもいなくてどうやって70もコンサートが入る
の?」
「観客の方が主催したいとおっしゃって・・・口コミです。」
「ふーん・・・。」納得がいかない岡村さん。
無理もないですよね。別に私、有名じゃないし・・・。

「今度、9月何食べに行く?旦那も呼んでおいでよ!」
「嬉しい!!」

「すみません。楽譜どおりに弾かなくて・・・。」
「作曲家に対してレスペクト(尊敬)することも必要だから、
ちゃんと楽譜どおり弾か
ないといけない歌もあるしね。」
「わかりました!」

巨匠、岡村喬生さん、オヒゲの歌手として有名。
日本一の声帯を持つ男!
厳しいけど、本当に楽しい方です。

「夜行に乗り遅れたら大変だから・・・。」と、一緒にタクシー
で店を出て原宿駅で降
ろしてもらいました。
岡村さん、私の顔を両手ではさんで、ほっぺにチュー!(笑)
さすが!イタリア人!(ほとんど、イタリア生活が長かったの
でイタリア人的)

九州の笠先生という日本画の巨匠の方が、湯布院のアトリ
エの下にホールを持っておられ、岡村さんがこけら落としに
歌われました。
いろんな方をお招きしているそうですが、打ち上げで岡村さ
んが一番お客さんを大切にして一人一人に話しかけたり、
ご挨拶されたそうです。

岡村喬生さんのコンサートは、10月27日、天女座で夜7時
から
¥3000です。

写真左より、岡村さん、奥様、紫帆、高原さん


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★★★★

天女座のHPにようこそ!
http://www.wao.or.jp/maruyo68/tennyo/

メールは
shihorin [email protected]にお願いします。

CD、本のお申し込みは、
http://www2s.biglobe.ne.jp/~shihorin/

〒519−4207
三重県熊野市波田須町640−15
電話05978−8−6020
FAX       8−6021              紫帆りん

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★★★

天女座のHPにようこそ!
http://www.wao.or.jp/maruyo68/tennyo/

メールは
shihorin [email protected]にお願いします。

CD、本のお申し込みは、
http://www2s.biglobe.ne.jp/~shihorin/

〒519−4207
三重県熊野市波田須町640−15
電話05978−8−6020
FAX       8−6021              紫帆りん


トップページへ

物語メニューへ