少年院での演奏


少年院のコンサートの写真。 ///////////氷越しのトンちゃん。



天女座物語70〜少年院での演奏。
2001年8月26日

台風の静まるのを待って、愛知県に出発。
S少年院での演奏の為に出かけました。
その日は、暑い日で、クーラーのない、体育館。
まず、鉄の門を開けてもらって、中に機材を搬入。
ここには、中学生から20歳までの男子が収容されて、
授業や陶芸などに励んでいます。
ここに来る子供達の半数の親が離婚。何らかの愛情不足が
原因で非行に走るそうです。
刑務所ではないので、緊張感は刑務所ほどではなく、職員も
穏やかです。

体育館が暑いので氷を所々に立ててもらいました。
楽屋にも2つの氷。
子供達が作った陶器の招き猫を頂きました。ステージに飾りました。
3時からステージがスタート。
即興は、「小泉総理と田中真紀子」で会場が沸きました。

暑さにもめげず、皆真剣に聴いてくれました。場内には200名足らず。
少年院のスライドと合わせて即興したり・・・。

おやつには、かき氷。こちらも汗だくで演奏。
終わって少年院の院長先生も、職員の方も喜んで下さいました。
感想文が楽しみです。
音楽を聴いてくれている時は、あどけない少年達です。

阿弥陀寺のご住職さんのはからいで、演奏が出来ました。
終わって打ち上げ。
住職さんもにこにこして、たくさんお話して下さいました。

25日、朝。天女座のカフェに突然、院長先生が、お見えになり、
「招き猫一匹だけでは、失礼なので・・・。」
と生徒さんの作られたシーサーや花瓶を持って奥様と来られました。
遠方から有難うございました。

非行に走ることだけを、責めてはいけないと思います。
必ず、原因があります。
ここの少年院の更正率は80%とか。
職員の皆さんの努力を感じます。

コンサートの最後に「夢を持ちつづけて下さい。きっと叶いますから。」
とエールを贈りました。

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