NHK大阪 片岡さん(左)と苅野さん NHK大阪でピアノ録音
天女座物語75 2001年9月12日 0:16 NHKの大阪放送局の音響、効果の片岡さんから 久しぶりに電話。 「紫帆さん、頼みがあるんやけど、ラジオドラマの 音楽やってくれない?」 「わーっ!嬉しいな!」 というわけで、電車で5時間かかって大阪へ。 片岡さんにお会いするのは、久しぶり。 「美の回廊をゆく」の音楽担当できたのも片岡さんが、 「新しいミュージシャンを起用したい」と言ってくれた からである。 それ以来、同じ効果の苅野さんとも「日本美再発見」や、 「韓国国宝の旅」などたくさん一緒に御仕事させて頂いた。 先日のBSドキュメンタリーを撮って頂いた大野了さんとも 「美の回廊・・・」が御縁。 打ち合わせの前に初めてお会いするスタッフの 柳川さんや、岡田さん達に天女座の話をして 大いに盛りあがる。 「今回は、ピアノを弾いてもらいたいんです。 ショパンのマズルカを・・・。 それとラブソング・・・・登場人物は、70歳のナス ターシャというピアニストなんです。」 「じゃあ、私のこと、熊野のナスターシャって呼んでね! (爆笑) ラブソングは、即興でいくらでも弾きますが、 ショパンねえ・・・? 日にちがないので出来るかなあ?」 その後、皆で、シンセサイザーで制作する40曲の 打ち合わせも。 「ここは、初恋のイメージで1分10秒・・・次は、 サスペンス風で30秒・・・。」 台本4冊。10回シリーズ。 打ち合わせも終わり、久しぶりに苅野さんも合流して、 皆で中華を食べに行く。 KKRの綺麗なホテルを取ってもらって一泊。 ショパンの譜面を貰って熊野へ。 2度目は、9月8日にまた大阪へ。カフェの合間に 猛練習!?したショパンをまず、録音。 フルコンのスタインウエイ。 「いいですかあ?」と片岡さん。 「弾き間違えたのでもう一度お願いします。」 3回目でOK。マズルカは、速いテンポなので転びそう になりながら・・・。 その後、ラブソング。即興で弾く。 「いいですねー。もうワンパターン、そのメロディーで お願いします。」と片岡さん。 「あのー。どんなメロディーでした?即興なので覚えて いないので、採譜させて下さい。」 「ええっ!そうかー。即興ですもんねえ。」 とにかく無事終了。 終わって、苅野さんも合流して、九州のダンゴ汁を 食べに行く。 もちろん、ピアノだけでなく、シンセサイザーで40曲熊野に 帰って制作しました。 台風のさなか、台本を読みながら、即興で弾きまくり、 コンピューターに覚えさせて多重録音。 ラジオドラマの制作は、映像がないだけに、効果音を作るの も大変だそうです。 効果の部屋には、大きなハイヒールがたくさん。 女性の靴音を撮るのにおじさん達が履いて歩く為。 片栗粉を握って、雪を踏みしめる音を出したり、アズキを箱に 入れて波音とか・・・は有名ですね。 ふすまや障子戸も置いてあります。 音で背景を描写するのは、いろいろなご苦労があるようです。 私の音楽制作も同じ。心理描写や、情景を音で表現。 さあ、うまく表現できたかな? 聴いてくださいね。 NHKFM 青春アドベンチャー前10回 「永遠の森、博物館惑星」 放送 10月1日〜5日 10月8日〜12日 夜10時45分から11時 再放送10月8日〜12日 10月15日〜19日 夜5時45分から6時 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 天女座のHPにようこそ! http://www.tennyoza.com/ メールは shihorin [email protected] にお願いします。 CD、本のお申し込みは、 http://www2s.biglobe.ne.jp/~shihorin/ 〒519−4207 三重県熊野市波田須町640−15 電話05978−8−6020 FAX 8−6021 紫帆りん |