九州コンサート


天女座物語79

日時 : 2001年10月14日 0:49

東京でいやしの村フェスティバルで実りの多い時間を
過ごした後、名古屋に入る。
翌朝、名古屋から大阪へ。そして、九州フェリーに乗り込む。

佐賀県のいつも常宿にしてくれている尾形さんの家に・・。
猫好きの奥さんの和江さんとは、「にゃんにゃん・・・。」
と再会を喜び合ってご挨拶。

旦那さんの尾形さんは、翻訳や、塾の経営、アルゼンチンの
蜂蜜の輸入・・・と忙しいのだが、今日は、時間を貰って、
一緒に唐津の乗田さんを訪ねる。

乗田さんは、バリ島を描き続けている画家さんで、いつも
一人で海外に出かけて、そこの現場で絵を描いている人です。
数年前からのおつきあい。
先日は、バリ島の夕陽の美しい「クタの夕日」という
大きな絵を天女座のお祝いに贈ってくれました。
そのお礼を言いに行きました。
乗田さんは、サムライのような人。

久しぶりの乗田さんは、日本にいる間、畑を耕しているとか・・で
日に焼けて健康そう。
「畑を耕しているとね。草のすごかことがわかるんです。
草木は、神であることを知れ・・・と福岡正信さんも言って
おらるるでしょっが。
ネパールの山ん中で、麦畑ば黄金に染まっとるばってんさ、
坊さんの衣が黄色、真っ白いのは、神の世界。
こぎゃーんことばっかり考えっとっとです。」

乗田さんは、唐津弁でいつも神の世界を語ってくれる。

未知の国で、孤独になって朝からひたすら絵を描く。
バリ島の田んぼを真っ赤に塗っている絵やヒマラヤの山々。
現場でしか捉えられない美しい一瞬。
日本では、もてはやされているのに、そこに安住することなく、
いつも汗を流して絵を描きつづける。

「緑はね、二酸化炭素を吸って酸素ば出しとるけど、人間は、
酸素を吸って二酸化炭素ば出してるでっしょが。人間は、
何かお返しをしなくてはいけないんです。
月の満ち潮と引き潮も浄化です。
自然は、なんでん浄化してくれる。地球との関係がうまくいって
いるときは、浄化作用がちゃんとしている。それが、人間は、
人工的にいろっいろ作って壊しとるとです。」

乗田さんと話していると思わず襟を正す気になる。
修行をしているような眼。
だから、素晴らしい絵が描ける。

乗田さんは、嬉しそうに畑に案内してくれた。
奥さんも「野菜を買う事はなかですねー。」と嬉しそう。

再会を約束して、乗田さんの家を後にし、尾形家に戻る。

今回は、笠青峰さんという日本画の絵描きさんの紹介で、
福岡のマキさんという白血病の方の快気祝いのコンサート
をしました。
マキさんは、兄弟がドナーになれたので、幸いに手術も成功し、
元気になったそうです。本当によかったですね。
マキさん。福岡の中華料理店で60名の人々の前で演奏。

翌日、10月12日、昨日の尾形さんの誕生日を祝って
ハッピーバースデー。
ピアノを弾いてケーキを食べました。

いつも泊めてくれる尾形さんの家は、居心地よかです。
ありがとう。
FM三重の生放送の電話取材。尾形さんの家で受ける。
「熊野大好き!」と熱っぽく話したら「恋してるみたいですねー。」
と言われてしまい
ました。熊野も九州も、人が面白いので大好き!
よかですか?よかでーす。なんでんかんでん、よかです。

13日 10日ぶりの熊野へ。海が美しい!
天女座に帰り早速ウエイトレス。
「ただいまー!」「お帰り!」と留守を守ってくれた千恵さん。
夜は、大工の井谷さんや、漁師の森下さん。名古屋から本多さん。
ロシア演劇の舞台監督の方もいっしょに。
にぎやかな天女座の夜は更けていくのでした。

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