天女座物語205 2004/8/17
神楽の鬼ヶ城伝説は、天女座で上演する予定でしたが 皆に大きな舞台を味わってもらいたいと思い、 8月17日の熊野大花火の日、市民会館の私のコンサートで 神楽を10分上演することにしました。 前日、リハーサルに駆けつけてくれた地元の方々も
余りの大きなステージに「ドキドキするのう!」と口々に話していました。
でも、本番に強い皆さんなので、余り心配はしていませんでした。 17日当日は、大雨でしたが、花火は決行するとのアナウンス。 市民会館に9時に集合し、10時からゲネプロ。 楽屋は大部屋で、出演者総勢15名。 今までは、私たち二人だったのに、いきなり大所帯。
丹下さんの奥さんのひろ子さんや、娘さんの美希ちゃん、
美里ちゃんのお母さんも東京から来て一緒に練習を見てくれました。
本番は、まず、トンちゃんの口上。
「ございとうざい!お客様におかれましてはたくさんのお運びまことに
ありがとうございます・・・・隅から隅までずいっと!
おん願い奉りまつるううううう。」私の電気大正琴の鼓。タンタン・・・。
坂上田村麻呂は、丹下さん。副将は、トンちゃん。 鬼ヶ城に攻め入ろうと思って策を練っている。 策が思い浮かばないので観音菩薩にお祈りしている。
鬼ヶ城では、鬼たちがうなり声をあげている。
鬼は、地元の人々。「冗談じゃない!俺たち人間じゃぞ!」
鬼たちもどうしていいかわからないので観音菩薩にお祈りしている。
すると、童女(美里ちゃん)が幕の後ろから出てきて踊り遊ぶ。
坂の上田村麻呂も、地元の鬼たちも「なんじゃ?どこの子じゃ?」
双方共に、観音菩薩の化身の童子の踊りを見て、無益な争いを止めて
お互いに歩み寄り、和合していく。
私は今回は、音楽に徹しシンセサイザーの即興で場面を盛り上げました。
市民会館の平さんが美しい照明をして下さり、大成功!
その後、私のコンサート。
「熊野古道をゆく」、即興は、アメリカの人から「軽トラ」
カールさんと言う方で「おやつは、カールですね!」
私のギャグで観客爆笑。軽快な曲を演奏。
そして、熊野人のわっしょいわしょいで 神楽の皆が出てきて盛り上がります。
最後は、獅子舞。
十文字君夫妻が神楽の太鼓とアタリを猛練習してくれて、
トンちゃんの神楽笛と生の演奏をバックに獅子舞。 大受けして、大拍手の中幕を閉じました。
感動!地元の人たちも皆「今日は、ゆっくり寝られそうです!」 楽屋で打ち上げ。ビールで乾杯!
撮影の瀬木さんからお花のプレゼント!
「放映は、三重TVは、9月20日です。全国のスケジュールは追って。 しかし、編集が大変だあ!」
終わって、天女座に帰り、13名は遊木港から船に乗り、大泊へ。 大花火はすごくて、私は「キャーキャー」とずっと絶叫状態。
「うるさい奴!」とトンちゃん。だって、絶叫したくなるこのすごさ!
迫力満点!バリエーションも多く海上一面を使った大花火や 鬼ヶ城からの斜めの花火の音のすごさ!
丹下さんの家族や、喜峰さんや山本さん、美里ちゃん、お母さん
鬼塚君、大ちゃん、根本さん夫妻皆、大感激!
激しい雨が降って来ましたが雨に濡れてもこの花火を見られる幸せ! 「こんなすごい花火見たことない!!!!!」
特に、アルプス煙火工業さんが
私のCDから「怒涛の鬼ヶ城」の曲に合わせて花火をデザインし、
会場でもアナウンスしてくれて何と!キティーちゃんの顔も出る すごい花火を打ち上げてくれました。
翌日、アルプスさんが天女座に来られ 「花火を打ち上げている裏方は花火が見えないんです。
1年がかりで花火を作るのですが、ここの花火は一番すごいですね。
今日は、波が高くて一番大きい3尺玉が打ち上げられなかったので 残念でしたが、来年はぜひ打ち上げます。」
一番大きな3尺玉になると重さが300キロ以上。
危険な仕事ですが、裏方は表に出ることがなく真っ黒になって
花火も楽しむ余裕もなくひたすらの重労働に頭が下がりました。
神楽も成功!花火も最高!人生最高!
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