初めての茶懐石 |
天女座物語222 2005/1/30 獅子舞を習い始めてから、ニド・神津圭子さんに着付けを習い、今では月に一度 お茶のお稽古にいっている私たち。 すっかりと日本の伝統文化にはまっています。 先生は、宇久井に住んでおられる芝先和子先生。 毎回、慌しく先生の家に駆け込んでいる私たちも着物に着替えてお茶が始まると 静寂にほっと一息。 先生は毎回おいしい和菓子を調達してくれていて、作法こそ中々覚えられないの ですが、見よう見真似でお茶を立てたりします。 3時間にも及ぶお稽古なので途中で足がしびれるばい・・・なので 先生が「足くずしていいからいいから。」と気さくに言って下さるお蔭で 何とか持ちこたえています。 先生と、茶懐石の仕事をしていたという大ちゃんのお料理を頂くという企画。 始まる前に「あ!火鉢を用意していなかった!」と慌てる私たち。 「灰がないなあ。」と困った時の千恵さん頼み。 千恵さんは、近所の火鉢の灰やら五徳などを持って来てくれました。 世話がやけるねん。 先生がご夫妻で到着。天女座の舞台裏にある楽屋を俄かに茶室風に改装して、 置き床や、掛け軸、椿などを飾りてんやわんや。 先生がまず、お濃い茶を立てて下さいました。 お濃茶というのは、一人分が通常の3倍のお抹茶の量でお湯は通常どおり なので、どろりとした触感ですが甘いのです。 おいしい和菓子と一緒に頂きました。 その後、茶懐石に入り、まず、お釜で炊いたご飯、ババカレーの刺身 お汁などを頂きました。 先生持参の利休箸は、真ん中が膨らんでいて美しいのです。 「うーん。おいしいわあ」と先生。 「茶懐石には、カラスミも出るんですよ。」と言ったとたんに カラスミが出てきたので先生は感激して「幸せ!」と涙ぐんでいました。 海の幸、鬼海老やブリ焼きなど、山の幸、セリなどのフルコースの茶懐石の 最後は、雑炊。 その後、大ちゃんも混じって薄茶を先生が立てて下さり、話が盛り上がり 深夜まで話し込みました。 大ちゃんは、4月から大分に移住してスパイスの会社に入るので 「お名残惜しいねえ。」と一同。 34歳の若さで、エベレストのベースキャンプにまで登ったこともあったり 海外の経験豊富な大ちゃんは、本当に面白いです。 先生のご主人も消防関係なのですが 「今のショッピングランドなどは色の組み合わせが町並みを壊しているよねえ。」 などと町並みなどでも意気投合しました。 今日の私の着物は由布院の山内さんに頂いたものですが 先生に誉めて頂きました。 お茶の世界 奥が深いですが、これからも続けたいです。 |