岡山〜広島ツアー報告 |
天女座物語228 2005/4/4 備前での演奏のため3月29日岡山へ。 トンちゃんは岡山の実家の庭の剪定をしてくれました。 31日山本かよさん主催の備前の交流会での演奏は、大盛り上がり! 喜峰さんも絶好調!ずっと涙を流してくれた人も。 1日に招き猫作家の園山先生と待ち合わせて、まず先生の 1年がかりの大作、妙林寺でのガラス絵を拝見。 (これは残念ながら、写真がうまく撮れなかったのですみません) 2匹の竜があ、うんとなり、天井に映し出されて素晴らしかったです。 その後、先生が天井絵を手がけた梟(ふくろう)の寺へ。天井には150枚の 世界各国の梟が描かれていました。素敵! その後、尾道の梟の館に行き、久しぶりに尾道の加藤千恵さん、じねんさん 園山先生の奥さんの道枝さん、娘さんのリサちゃん、ふくろうの館を守る忍さん ワインアドヴァイザーをめざすピエール君、浜ちゃんなどなど 皆で夜遅くまで盛り上がりました。 梟の館から見る夕景、そして、夜の美しい照明。何度来ても素晴らしいです。 先生は、身延山での個展が決まったそうで、私たちも秋に演奏で駆けつけることに。 いきなり携帯にNYから電話がありトニーアンバーサンという女性の映画監督さんが 「あなたのNO9の音楽に感動したのでぜひ映画に使いたい!」と興奮気味。 (もともと天女座に遊びにいらしたNYの鈴木さんが「神々の庭」というCDを 持って帰り彼女に聴かせたら気に入ったそうです。) 彼女は20年も自主映画を撮っているそうで今回の作品の中にロックンロール 歌手のディオンが彼女の映画に共鳴して無料で音楽も提供してくれたらしいのです。 その映画の一シーンに「光の扉を開けて」を使いたいという申し出でした。 もちろん喜んでOKしました。 しかし、監督の英語は恐ろしい速さで大変な集中力が要りました。ふーっ! この「BIRDS EYE VIEW」という映画はカンヌ映画祭に出品されるそうです。すごい! 翌日、皆でモーニングを食べに行ってから、私たちは広島の安芸高田市に向いました。 安芸高田市の美土里町は、13の神楽団を持ち、神楽湯治村という宿泊設備と 神楽ドームを持っています。 今回は、神楽を見るのももちろんですが、鬼の面の絵付けに挑戦。 これは、実際に天女神楽で使用するもので、初めての絵付けでした。 2人で5つの面を絵付けしたので、2時間くらいかかりました。 でも、立派でしょ? 夕方、山本かよさん、喜峰さんも到着し、熊野の矢賀敬三さんの 妹さんの沖忠枝さんと娘さん千佳子さんが宿に訪ねて来てくれ嬉しいひと時。 美しい親子で、本当に気持ちのよい人たちでした。 その後、夕食を食べて、塩瀬神楽団の公開練習を見に行きました。 まず、高校生の二人が鬼の塵倫役の練習をしましたが 面をつけずに動きだけ見せてくれたので鬼の顔の動きがよくわかりました。 後、鬼が酔っ払うシーンでは、観客席から「おーい!お酒を飲んだことないから わからんのじゃろうが。」と野次が飛び、大笑いに。 先輩がお手本を見せて、高校生の動きも酔っ払いらしくなりました。 そして、私たちがもっとも知りたかったヤマタノオロチの練習を 見せてもらえたのです。私たちが持っているオロチと全く同じでした。 一人で取り回すのですが、蚊取り線香のようにとぐろを巻いて立てたり 中々見ごたえがありました。 その後、きちんと衣装をつけて「塵倫」という鬼退治の話が上演されました。 二人の若武者が5匹の鬼を退治するのですが、大きな面をつけた大将が 中々死なずに何度もくるくる回って、すごい立ち回りを見せてくれ、 観客も大喜び!若武者に刺されたのに5回くらい生き返って やんやの喝采を浴びる鬼。本当に盛り上がりました。 しかし、美土里町は、この神楽村を始めて7年ですが どんどん観光客は増えているそうで町おこしとしては最高です。 神楽を見終わって、温泉に入りましたが最高!喜峰さんもおおはしゃぎ! 私たちの天女神楽ももっともっと見ごたえのあるものにしたいです。 グランプリを取った横田神楽団には、たくさんの追っかけもいて この町は神楽で盛り上がっています。 若い人たちがこうやって、伝統芸能に励んでいるのは素晴らしいです! たっぷり満足のツアーでした。かよさん、喜峰さんも満面の笑み! |