白川郷世界遺産10周年での演奏

天女座物語237  2005/8/30  
観光カリスマ百選の中川満さんが熊野にいらして、白川郷のお話をされました。
その後、天女座にいらして大変感動して下さって「白川郷の10周年で是非演奏を!」
と言う事になり8月27日の民家園での演奏のために台風を避けて25日根本さん宅泊。
26日に白川郷に入り、まず見学。
素晴らしい合掌作りの里を見下ろす丘に行きました。
昔ながらの合掌作りが点在する里はタイムスリップしたみたいです。

合掌作りは、茅葺きの屋根の補修が大変な仕事です。
昔から結(ゆい)と言われる共同の組織で皆がお互いの合掌作りを作りあったり
補修して来たそうです。
民家園は、合掌作りの民家を移築して一般公開している場所です。
合掌作りの3階などは、栃の餅などを干す場所で、1階の囲炉裏の煙が部屋中に
充満するので、虫除けにもなるそうです。
面白かったのは、合掌作りのための横棒が「やなか」と
呼ばれることで、トンちゃんは嬉しそうです。

その後、早速、演奏の場所を見に行きました。
今日の演奏場所は、元お寺だった建物を移築したものです。

喜峰さんはいっぷく茶屋の幅春江さんと仲良しになり話し込んで
います。どぶろくアイスがおいしい店です。幅さんと別れを惜しむ

私たちは、休憩所の松井光子さんと親しくなり、翌日そば打ち
体験をすることに。                  
何でも松井さんの子供時代は雪が合掌作りより上に積もって
いつも、雪から階段で降りて家に入ったそうです。今は、雪は
3メートルくらいだとか。いろいろなお話を聞かせて貰いました。
                              松井さんと)
夕方6時から楽器を搬入し、セットしました。
明日、一緒に演奏のアマチュア?の人たちも到着。
根本さんに向って「紫帆さんのお父さんですか?」だって!(笑)
夜は、温泉に入り、富山の合掌作りの宿舎に宿泊。

8月27日
朝から音チェックをし、そば打ち体験に。
トンちゃんと根本さんが、松井さんの指導の下
「まず、そば粉にお水を少しずつ入れてこねて下さい。」
だんだんにしっとりとしてきたそば粉。
トンちゃんは力んでいるので「もっと力を抜いてね。」
それを繰り返して、次に菊練りになり、だんだん耳たぶくらいの柔らか
さになります。それを麺棒でまず、お月様のように伸ばしていきます。
それからもっと大きくして、今度は棒に蕎麦を巻きつけて伸ばし、方向
を変えながら伸ばします。だんだん、やっていくと見事に四角い
蕎麦が・・・。それを8つに畳み、切っていきます。
根本さんは中々才能あり。綺麗に切っています。
トンちゃんは、蕎麦を何回か打ったことがありますが
「もう忘れたなあ!」としきりにぼやきつつ・・・。
そして、後は鍋で3分間茹でます。
2人で打った4人分のお蕎麦を試食。      「いただきます!」
おいしかったです。松井光子さんの指導がよかったので、
すんなりといい蕎麦が出来ました。「後から演奏見に行くからね!」
と松井さん。
民家園の宮脇さんの計らいで、事務所を楽屋にさせて頂きました。
そこで、熊野古道の市女笠スタイルに着替えて外で記念撮影。(写真下)

演奏は13時半スタート。「熊野古道をゆく」の後、即興は「合掌作り」
電気大正琴の即興ののち、トンちゃんのボイス。最後は「熊野人」で獅子舞に突入。

いっぷく茶屋の幅さんも大感激してくれました。「熊野に行くからね!」と固い約束。

演奏後、片付けて松井さんにご挨拶に行くと涙して、
「何かね。初めて会った気がしないんですよ。」と言われました。嬉しい出会いでした。
白川郷の皆さん、本当にいい方ばかりでした。

「また冬の雪の白川郷にも来てね!」と幅さん。
宮脇さん、松井さん、幅さんありがとう!楽しかったです。

熊野古道巡礼
市女笠スタイル
で記念撮影・他

合掌村民家園で

松井さんと

幅さんと

3人のサインをサービス

♪熊野にー生まれて♪

宮脇さんと(右から2人目)

ギターと合掌
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