天女座物語242 2005/10/21
招き猫絵師の園山先生が身延山宝物殿での個展を開くこと
になり、私も演奏で駆けつけることにしていました。
しかし本堂での演奏はここ、何年もなかったようで奉納演奏
とはいえ、実現が難しかったようです。
岡山の妙林寺の小埜上人さんのお口添えなどがありやっと
10月20日に本堂で演奏が決まりました。
この日は広島から400名くらいの檀家さんが集まることに
なっていましたので演奏を聴いて頂けるいい機会でしたし、
偶然に私の母の命日だったのです。
18日に喜峰さんと合流し、蒲郡のホテルに一泊したのち
19日に山梨に向いました。お昼に身延に到着。
園山先生や妙林寺さん、三香堂さんなど皆さんと合流して、
昼食。その後、身延山の本堂にセッティング開始。 16時から本堂で関係者と、日蓮上人に奉納演奏。 「日蓮はなかねども涙ひまなし」をトンちゃんが歌いました。 身延山より感謝状を頂きました。 布教部長の奥野さんが飛んできて
「すごい声ですねえ!見損ないました。あっ!日本語の 使い方が悪かった!?」と冗談を飛ばし、爆笑。
夜は、皆さんと清水坊で食事。岡山の方々なので岡山弁
の話で盛り上がりました。 特に「でーかでーこんてーてーてー。」には爆笑。
訳(誰か大根焚いといて!)
私たちのにわか波田須弁も負けていません。
「まるかっていこら!」訳(皆で束になって行きましょう。)
「さいれのかんぴんたん」(さんまのからからの干物)
「にえぐろんどる」(青く打ち身になってること)
喜峰さんと妙林寺さんが話しているうちに、喜峰さんの父、
景秀さん〔私の祖父)の父親が矢吹日広(にちこう)で、
妙林寺での住職をしていたことが判明。
すごい縁です。矢吹日広さんと言えば、辻説法して全国
行脚した人です。
私が全国行脚しているのは、このひいおじいちゃんの影響
を受けているようです。
20日
朝、5時に起きて本堂での朝勤に参加。
大太鼓が鳴り響き、読経が始まりました。 7時半から楽屋で内掛けに着替えて化粧し、8時半から演奏。 日蓮上人のCD「法華はな)の香風」から「いつくしみ」を演奏。
即興は「皆と一緒」演奏の終わりに「皆と一緒に大きく生きよう!」と
叫びました。喜峰さんのモットーですから親父は大喜び。
トンちゃんの4オクターブのボイスの後、日蓮はなかねども・・・。
奥野さんが「紫帆さん、着替えるんですね?私凶暴に
なったらいかんからついて行きません。」でまた爆笑。
本当に面白いお上人です。
今回は、奥野さん、渡辺さん、妙林寺さん、園山先生や三香堂さん、
いろいろな方が親切にして下さったお蔭で、いい供養になりました。 またしだれ桜の季節に身延に行ってみたいです。
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