天女座物語244 2005/11/7
高専の音楽の授業も半年過ぎました。
前回の試験では「歌詞を作ろう!」と言う項目で書かせたのですが、何人
かの歌詞がうまく出来すぎと、不審に思い歌いだし検索したら何と!
生徒の1割が盗作!いつも優しい紫帆りんですがその次に週に生徒に
「あんたら!人間にはね!給料を貰って生活する人と作品を売って
定収入がないアーチストがいるのよ!
そういう人が一生懸命作った歌詞を盗作するのは犯罪です!」と一喝!
生徒は、いつにもなくシーン!「刑務所に入るの?」(笑)とか
「何でばれたん?」などなど・・・。
「最近は歌いだし検索があるのよ!」と私。 「してやったりやなあ・・・。」と肩を落とす生徒。 「全体責任で、全員試験やりなおし!」
「ええー!!!!お前が盗作するし、俺らがまた試験やんけー!」と
責められる盗作者。ざまみろ!なめんなよ!とニヤリとする私。
その次の週はパーカッションが入ってやっと音楽の授業らしくなったのです。
特に、ツ、ツ、ダーというリズムはハードロックのクイーンの
「We will rock you」の曲と良く合うのでフルボリュームでかけながら・・・。 「センセ、隣の教室に聴こえない?大丈夫?」と生徒が心配している始末。 (笑)
そんな高専の11月8日、9日は恒例?の抹茶を立てると
いう授業でした。昨年は私もお茶を習っていなかったので
適当でしたが、今年は芝先先生について学んでいるので
お釜も持ち込み、62人分の茶菓子、抹茶茶碗、電気ポッ
ト、コンロなど・・・まあ準備が大変でした。
皆、教室に入るなり「センセイ、今日、綺麗やな!」と 着物姿の私にお世辞を言う奴。
「このアンドーナツ、抹茶に合うなー!センセイ!」と美味
しそうに食べています。
今回は、私が殆どお茶を立てて、向かい合った人が相手に茶筅を使って
最後の仕上げをします。
「おまえ!それ納豆こねてるみたいやんけー!」という生徒もあり、茶筅
はまだむずかしいようです。
「こんな授業なら毎日して欲しいわ!音楽大好きや!」と嬉しいことを
言ってくれる生徒などなど。(おいおい、用意が大変よ!)
「抹茶苦いだけかと思ってたけどうまいなあ。」
「立ててみる?」と聞くと「やりたい!」と体験する生徒も。
バックでは浜崎あゆみの歌が・・・・。(笑)
私の授業はびっくりしどうしなので何で音楽で抹茶ナン?と聞く生徒はなし。
午後からは天女座での課外授業。
マイクロバス2台で生徒たちが3時半に到着。
「熊野古道をゆく」の後、即興コーナーは「トモダチ」
「野球部のテーマ!」「愛と欲望」「涙」など次から次へ と手が挙がる。
トンちゃんのボイスに目を丸くし、ヒューヒューと真似て
みる生徒。大正琴やら、チェンバロやら演奏などした
のち天女座立ち上げのスライドを見せるつもりが、
機械トラブル。 「センセイ、ゆっくりでええよ!」と生徒が助け舟。
「急ぐ人はおらへんの?」と聞くと「ええの!ええの!
オールナイトでやって!」(笑)やっと機械が復活!
「へー!ここがこんな工場やったん!」と驚く生徒たち。 波乱万丈の人生体験を話すと静かに聴いてくれました。
音楽家になる夢や、音楽ホールを立ち上げる夢を
実現した話をして、「皆の夢は何?」「子作り(爆笑!)
「夢は絶対に叶うからね!」皆の目が輝くのでした。
最後は熊野人でわっしょい!わっしょい!
中々力強いわっしょいで盛り上がり獅子舞へ突入!
終わって記念撮影。「センセイ、獅子頭で頭噛んで!」「俺、獅子舞やりたい!」
野球部の生徒たちともパチリ!最後まで手を振ってバスを見送りました!
250ccの単車飛ばしてやってくるかっとびセンセー奮闘記の巻でした!
チャンチャン!わっしょい!
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