天女座物語276 2007/3/6
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天女座に馴染んで家族のように一緒に遊んだり、ご飯を食べたり
最近では、合宿状態で寝泊りまでしていた5年生もいよいよ卒業となりました。
3月3日朝食時にメンバーが皆、暗い顔。お通夜のような雰囲気。
「どしたん?元気ないねー。」と言うと「自分らのバンドの曲がうまく
いかなくて・・・・。」「元気出してよ!最後なんやから。」
高専の音楽室前のロビーから中庭に向けて軽音卒業ライブを行いました。 出演したのは、新宮商業の女生徒の「びっ暗こん」
新宮から「坊芳太」君と「BOU BAND」そして、1年生も混じって「MCアイランド」
我等紫帆りんとトンちゃんと5年生の超年齢差バンド「伽藍(がらん)」
そして5年生だけの「ラタシュマン」
衣装は何と!紫帆りんは、20代に着ていたバイクの皮ツナギ!
体が入らないかと思いきや着れました!!ほっ!
それにブーツはお手製で改良。これでヘビメタ風
MCアイランドが終り、坊君がバラードで歌い上げる。
いよいよ伽藍の演奏!
1曲目は「めったぎりROCK!」インストで歌なし。
テンポは200♪めちゃくちゃ速い。イントロは紫帆りんの前衛ピアノ。
2曲目は「SHADOW」10代の心の闇を歌にしてみました。
詩は紫帆りん&トンちゃん曲はトンちゃん
3曲目は「就職が決まってほっと一息。。。親父もおふくろも喜んでいて
あの子も嬉しそうにウエディングを夢見てる。。。。だけど心がザワザワザワ
本当にこれでよかったのか。。。。。敷かれたレールは真っ直ぐで途中下車など
できないかも。。。」という「ザワザワ」詩は紫帆りん、曲はトンちゃん。
伽藍の演奏が終わり、外でBOU BANDやびっ暗こんのバンドを聴いていました。
最後のラタシュマンの出番が来たとたんなんと!地元の人からうるさいと苦情が入って
いるとN先生が慌てて伝達に・・・・「音を下げて貰うように言って貰えませんか?」
「うーーん。彼らのバンドは今日が最後やし。。。音を下げるのはちょっと無理かも。。。。」 地元の皆さんごめんなさい・・・・・
その辺を歩いていた若者が私に「キーボードうまいね!」笑。。。。。それに話すと
キリちゃんが「あの。。。一応プロなんですけどおおお。」と私に成り代わり爆笑
結局、5年生のラタシュマンはセックスマシンガンの曲を突っ走り。。。
新ちゃんが急遽ボーカルで歌いまくりチュータも1曲メインボーカル。
ドラムのキリちゃん、ベースの大ちゃん。
皆楽器を持ってから2年なのによくここまで練習したよねーーーー!
卒業したら全国へバラバラに散ることになっているので今日が最後。
アンコールは「みかん!」
中本さんがビデオ撮影してくれました。
「僕も昔バンドをやっていたんですよ。。。なつかしい!」
写真撮影はぴょんちゃん。
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3月6日卒業式
式の後の祝賀会で我等が「伽藍」最後の演奏。
200名の卒業生が聴いてくれました。
バンドのメンバーに片思いの下級生の女の子が硝子越しに
演奏を見ていたり・・・
5年生の彼氏を持つ女生徒が別れを惜しんでいたり。。。。
うーん。青春だなあ!!!!!学園ドラマ状態。
伽藍のメンバーともこれでお別れです。
(私たちはドラムのキリちゃんの荷物を和歌山の実家まで運んであげなくて
はいけなくなってしまいました。
「しゃーない!最後まで面倒みるか!」とトンちゃん。)
彼らからたくさんエネルギーを貰いました。私たちにとって、年齢を超えた
心の交流でした。
彼らがどういう人生を送っていくかずっとずっと見守りたいです。
この前までは「東京行きたい!早くネオンの町に出たい!」
と言っていたキリちゃん。
「熊野を離れたくない!天女座のスタッフでいたい!」笑
キリちゃん、チュータ、大ちゃん、新ちゃん、タヌちゃん本当にありがとう!
いつまでもいい友達でいようね!
「10年後に皆が天女座に来たら実は何もなかったりして。。。」 「雨月物語じゃないんやから。」爆笑
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